残念ながらお金を用意することができませんでした

カメラやらアイマスやら電波やら電気電子やらいろいろと書いていくやつ

気胸になった話(-2~1日目)

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 入院するわアイツ

 

 肺に穴が開いて1週間は大学に行けなくなり割と気が狂いそうなのでこれを書いて気を紛らわせてる.

 

 周りに痩せてる奴が多く,痩せてる奴ほど気胸になりやすいらしいので,将来の気胸患者のために何か記録しとこうと思った.貴重な経験だし.

 

 タイトルが-2となってるのは入院時を1日とカウントしたからである.入院が0日目はちょっとおかしいと思った.それでは経緯を見ていこう.

 

~2017/06/23(金)~

ぼく「残業代どころか通常の給料さえ出ないバイトに行きたくないめう…でも行くめう…」

バイト中ぼく「なんか左肩クッソいてぇ…なんだこれ…肩こりにしちゃひどいな…」

バイト終わりぼく「Give me Zangyodai.」

寝る前ぼく「やっぱりいてぇし肺がなんかころころ言ってるんだけど(ころあずすき)」

ベッドに横になるぼく「左側下にして寝ると肺ゴロゴロいうしいてぇけど寝れば治るか…」

 

 

~2017/06/24(土)~

昼起きぼく「やっぱりまだいてぇな…」

昼食ぼく「体前に傾けるとゴロゴロいうし後ろに傾けたら肩痛いしマジでなんなんや…」

食後ぼく「今日は1日WTやって寝るか!!w」

夜ぼく「やっぱりあーころころなるけど昨日よかいたくはねぇな」

 

~2017/06/25(日)~

昼起きぼく「昨日と一緒やんけ!!」

夜ぼく「明日1,2限終わったら5限までないし病院行こう…」

 

~2017/06/26(月)~

通学ぼく「トンネルクソつら過ぎてつららになった!!w」

授業ぼく「座ってると何ともねぇんだよな」

病院行くぼく「うーんこの徒歩(10分歩く)」

病院ぼく「すいません胸痛いんで見てもらっていいですか」

病院「ここ8月で閉院するから新患はもう見ないでw別のところ行けやw」

ぼく「は??ブチギレそう」

大学隣の病院行くぼく「いや~胸がキツイっす…」

総合病院「お待たせ!!救急外来は専門的な治療ができないけどいいかな??」

ぼく「いいゾ~コレ」

研修医ニキ「なんか全然普通なんやけど…」

ぼく「えぇ…」

研修医ニキ「レントゲン撮るか!!」

レントゲンニキ「すまんな(放射線ファサー)」

ぼく「ええんやで」

 

~10分後~

研修医ニキ「なんか結果聞いた??」

ぼく「いえなにも…」

研修医ニキ「左肺が気胸になってるよ」

ぼく「は??」

研修医ニキ「CTとろっか」

えらいひと「入院ね.」

ぼく「ファーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーwwwwwwwwwwwwwwww」

 

ということでそのあと(強行)採血したり心電図とったりした.なぜか血圧は4回も取られた.動くとすぐ血圧上がるからね.仕方ないね.

 

 まず気胸という病気について解説したいと思う.胸は胸腔という堅い空洞と肺という柔らかい風船の二重構造となっている.人によっては肺の肺胞(中学理科でやったはずなのでみんな知っててほしい)の一部が嚢胞化(水ぶくれっぽい感じ.専門用語ではブラという)になるらしく,それが何らかの原因で割れるとそこから空気が漏れ出し,胸腔内に空気が溜まり肺を圧迫しつぶしてしまう.という寸法である.

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 ちなみにブラはCTに写るが,左肺だけでなく右肺にもあった.やば…

 

知ってるか??気胸の段階は3つに分けられる

軽いやつ

中くらいのやつ

重いやつ

この3つだ.あいつは―――

彼は鎖骨の部分に肺の上端が来た男.

中度と軽度の間の男.

 

 中度と軽度の境界が肺の上端が鎖骨の上にあるか下にあるかの違いらしく,ワイの場合はちょうど鎖骨の真ん中にあった.

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 各進行度に対しての大まかな治療方針としては以下の通りとなる.

 

 軽度…自宅で安静にし,通院でレントゲンを撮り経過観察.

 中度…入院しドレナージ(後述)を行う.

 重度…手術によりブラを除去する.

 

 ワイの場合,ちょうど軽度と中度の間であるため,経過観察入院となった.これで穴が塞がり肺が膨らんでいたら退院し自宅安静.塞がらず肺がしぼんでいたらドレナージとなる.ちなみに重度のまま放置すると胸腔内の空気が心臓を圧迫し死に至るので割と重い病である.

 ドレナージというのは察しがいい人はわかるかもしれないが,英語表記だと"Drainage"となる.MOSFETの"Drain"が「電子を排出する」という意味合いなので,この場合Dranageは「排出」という意味となる.気胸治療としてのドレナージは,肋骨の隙間に体外からチューブを挿入し陰圧を印加し,胸腔内に溜まった空気を体外に排出させる方法である.

 ちなみにnチャネル型MOSFETのDrain(排出)とSource(流入源),npn型トランジスタのEmitter(放出)とCollector(集める奴)がごちゃごちゃになるという人を見かけるが,MOSFET電子の流れ基準,トランジスタ電流の流れ基準で命名されていると考えるとつじつまが合う.単語自体は覚えるとTOEICで役に立つと思うのでぜひ覚えておこう.

 その後入院準備でバタバタし,すぐに飯の時間となった.

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↑病院食.奥は春雨の炒め物.右横に小鉢でわかめときゅうりの酢の物とパイナップルがあった.

 

 ちなみにこの病院食は普通においしかった.量は足りなかったが.過去に1度後頭部を強打し,経過観察で入院した時があったのだが(その時は何もなかった),その時の病院食はそこそこまずかった気がする.先日入院していた某後輩君も「病院食まずいとか都市伝説なのでは」というくらいなので,最近の減塩技術の進歩を感じる.

 相部屋であるので,夜は早めに横になったが,まったく寝付けなかった.この時までに様々な方に励ましのリプや空中リプを頂いた.この場ではあるが感謝の意を申し上げる(よくある前書きっぽいアレ).秀逸だったTweetを紹介しておきたいと思う.

 

 

 

 

 

 暇だったので私も替え歌を作っておいた.PCSPには申し訳ないことをしたと反省している.

 

 

 とりあえずこれで何とか3時間ほど寝れたので良しとする.

 今日のまとめ:

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 今日も一日頑張るぞい!!

 

 

 

 次回予告

 アンドリュー,退院する.